「古代蓮の里イルミネーション2020」規模縮小も開催へ

(写真)去年のイルミネーションイベントの様子=古代蓮会館提供

埼玉県行田市の「古代蓮(はす)の里」で、11月21日から、恒例のイルミネーションイベントが開催される。期間は来年1月3日まで。新型コロナウイルスの影響で全国的にイベントの中止が相次ぐ中、同イベントは例年よりも規模を縮小し、感染予防の対策を講じての開催にこぎ着けた。コロナ禍で苦境の続く花き農家を支援するために市が制作した「フラワーアート」も、イルミネーションに彩りを添える。担当者は、「イルミネーションとフラワーアートのコラボは今年ならでは。規模は小さいけれど、見に来た人が少しでも元気になってくれたらうれしい」と話している。

夏には蓮の花を目当てに多くの観光客が訪れる埼玉県行田市の「古代蓮の里」。花の咲かない冬のにぎわいになればと、毎年、冬の時期にイルミネーションのイベントが催される。

2012年から始まったイベントでは、園内のシンボルである展望タワーや入口付近の「世界の蓮園」が、約15万球のきらびやかな電飾に包まれる。蓮の花や白鳥などをかたどったオブジェも設置される。また、イルミネーション期間中には、行田市ゆかりのアーティストたちが出演するプレミアムコンサートが開かれ、毎回100人以上の観客でにぎわう。主催者によると、訪れた客からは「周りが田んぼだから、真っ暗な中でイルミネーションを楽しめる。都会とはまた違った良さがある」と好評だという。

コロナ禍での開催となる今年は、感染拡大を防止するために、イルミネーションの規模の縮小やコンサートの人数制限、ソーシャルディスタンスの確保などの対策を講じる。こうした中でも、新たな試みとして、「古代蓮と希望の虹」と題したフラワーアートを、イルミネーションに仲間入りさせた。

(写真)10月に制作されたフラワーアート「古代蓮と希望の虹」=同提供

このフラワーアート(花で作った田んぼアートのようなもの)は、今年10月、コロナ禍で打撃を受けた市内の花き農家を応援するために行田市が制作したもの。「コロナ禍の大変な状況でも多くの人に希望をもってほしい」という願いが込められている。蓮の花びらに、芝生の緑色を含めた7色の虹が降り注ぐようなデザインになっていて、これに沿って「ペットボタル」(ペットボトルの中に太陽光発電パネル付きLEDが入ったもの)を設置し、彩りを添える。

イベントを運営する「古代蓮会館」の田中俊行さん(56)は、「イルミネーションとフラワーアートのコラボは今年ならでは。例年よりも規模は小さいけれど、見に来た人が少しでも元気になってくれたらうれしい。今後続くであろうコロナと共生しながらの事業継続の出発点にしたい」と期待を込める。

この他、古代蓮の里では、地域との連携を強化する取り組みにも力を入れる。園内にある古代蓮うどん店では、地元で採れた小麦を使った地粉うどんを楽しむことができる。店内で働くのは、地域住民からなる「うどん協力会」のメンバー。うどん店の隣にある売店では、約100軒の地元農家や商店、個人と提携し、新鮮な野菜や特産品、お土産などを販売し、訪れた人を楽しませる。

(写真)売店には地元農家で採れた新鮮な野菜が並ぶ=同提供

イベント情報

「古代蓮の里イルミネーション2020」

開催期間:11月21日(土)から2021年1月3日(日) 

点灯時間:16:30〜21:00

駐車場・入場料:無料 

※11月21日(土)は、17:30から行う点灯式後に点灯

※クリスマス特別販売やコンサートを行うプレミアムイベントは12月25日(金)まで。場所は古代蓮会館。

※なお、プレミアムコンサート会場の古代蓮会館は別途入館料が必要。大人(高校生以上)400円、小・中学生200円、未就学児は無料。

住所:〒361-0024 埼玉県行田市小針2375番地1

電話:048-559-0770

ホームページ:https://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/

小池穂波

小池穂波

ハツレポーター

ふるさと:
新潟(出生地)、栃木・埼玉(育ったところ)

初めて取材をした時、長く住んでいる地元にもまだまだ知らない魅力やストーリーがたくさん眠っていることに気付かされ、日常の風景を見る目がガラッと変わりました。

全国各地に眠るたくさんの魅力を発掘し、みなさんと共有したいです!
本業はフルート奏者なので、全国津々浦々のまだ誰も演奏したことのない場所でコンサートをすることが夢です。
音楽で地方創生に貢献できるよう頑張ります!