年の瀬の夕日と忍城

埼玉県行田市には、町のシンボルとして親しまれる忍城址(おしじょうし)があります。

室町時代に築城され、戦国時代には石田三成らの水攻めを受けるも落城しなかったことから「浮き城」とも呼ばれました。

現在、城跡には再建された御三階櫓(ごさんかいやぐら=実質的な天守閣)や行田市郷土博物館があり、周りは城址公園となっています。映画「のぼうの城」の舞台として有名になり、観光客も多く訪れています。

私は行田市に住んでから毎年、初詣の後に忍城址を散歩しています。

今年はコロナ禍で密を避けるため、忍城散歩は年末に前倒し。人は少なくとても静かで、例年の年末年始の賑わいとは別世界のようでした。

沈んでいく夕日に浮かび上がる忍城はこれまでに見たことのない神聖な雰囲気で、ひと味違う表情を見せてくれました。

お堀では、翡翠(ひすい)色の美しい羽を持つカワセミが飛び回る様子も見られました。

いつもと違う年の暮れ。慣れ親しんだ地元でのささやかな「発見」でした。

小池穂波

小池穂波

ハツレポーター

ふるさと:
新潟(出生地)、栃木・埼玉(育ったところ)

初めて取材をした時、長く住んでいる地元にもまだまだ知らない魅力やストーリーがたくさん眠っていることに気付かされ、日常の風景を見る目がガラッと変わりました。

全国各地に眠るたくさんの魅力を発掘し、みなさんと共有したいです!
本業はフルート奏者なので、全国津々浦々のまだ誰も演奏したことのない場所でコンサートをすることが夢です。
音楽で地方創生に貢献できるよう頑張ります!