〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
目次
海のない地域ヘ届けたい、海産物の「本物のおいしさ」
群馬県の南東部、古くから養蚕が盛んに行われており、「織物のまち」として1200年以上の歴史をもつ伊勢崎(いせさき)市。赤城山麓(あかぎさんろく)の南面に位置し、北部には一部丘陵地があるほか、南部には利根川が流れる自然景観が豊かな地域です。
海に面していないこのまちには、漁港周辺でしか味わえない「本物のおいしさ」を、消費者へ提供したいと奮闘する「中里海産株式会社」があります。最新の技術と物流ネットワークを駆使し、水揚げされた海産物の鮮度をそのままに、内陸の地へ供給するシステムを整備しました。
中里海産は昭和23年3月に海産物の販売を中心とした、個人の小売業を開始。水産物の製造・加工・卸売を主とした事業を展開しています。
その美味しさと深い愛情に衝撃を受けた ハーブ豚との出会い
長年、水産物を粕漬けや味噌漬けなどに加工してきた中里海産ですが、群馬県産の品で何か良い商品を作れないかと模索していました。そんな時、とある業者から「美味しい豚肉がある」と勧められ、実際に試食をしてみると、あまりの美味しさに衝撃を受けました。
声をかけてくれた業者に、この豚肉について詳しく話を聞いてみると、群馬県高崎市の有限会社江原養豚で育てられた「えばらハーブ豚 未来」であることがわかりました。この「えばらハーブ豚 未来」には「消費者においしくて安全な豚肉を届けたい、未来を担う子供たちの健康のため」という生産者の強く深い愛情が込められています。
一般的な豚肉と異なり、抗生物質・合成抗菌剤等を全く使用しない完全無投薬で育てられた貴重な豚肉です。当初は漬け魚の製造のみを行っていましたが、衝撃を受けたこの「美味しい!」という感動をいろんな人たちに広めたい、「群馬県にはこんなに美味しい豚肉があるんだ!」という気持ちが溢れ出し、水産物ではないハーブ豚での商品作りを始めました。
長年の漬込み経験から造り上げた逸品 「ハーブ豚の味噌漬け」
安心・安全を第一に考えて育てられた「えばらハーブ豚 未来」。この「安心・安全」に焦点を当て、なるべく添加物を入れない味付けで試行錯誤を繰り返し、ついに「えばらハーブ豚 未来」の味噌漬けが完成しました。
インタビューに応じてくれた三品貴(みしな・たかし)さんは、「ハーブ豚の味噌漬けは、長年の粕漬け、味噌漬けなどの漬込み経験と自信を元に試行錯誤しながら造り上げた逸品です。ぜひ、群馬県産の美味しい豚肉をご堪能ください」と話してくれました。
これからの目標について、「食べて頂いた方が美味しいと思い、さらに周りに広めたくなるような商品を作っていきたいです。また、群馬県で養殖されている最高級ニジマス『ギンヒカリ』など、群馬県産の水産物で商品開発を行い、群馬県にも美味しい水産物があることを広めていきたいです」と語ってくれました。