白い砂浜のプリンと青い海のジュレ「美らプリン」琉球pudding【沖縄県与那原町】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

海に煌(きら)めく、沖縄の魅力

果てしなく続く青い海が広い空の下で太陽の光に照らされ、キラキラと輝くーー。海水浴で多くの人が訪れる、与那原(よなばるちょう)の白い砂浜。

沖縄県与那原町は那覇市の中心部から車で約20分で、沖縄本島南部に位置する人口約2万人の小さな町です。町の観光ポータルサイトによると、町の名は沖縄最古の歌謡集に「ヨナハバマ(与那原浜)」などの名で登場したのが最初だといいます。町の花であるハイビスカスは「アカバナー」とも言い、色鮮やかに映える姿に、訪れた人は一年中いつでも出会うことができます。

この町にあるプリン専門店「琉球pudding東浜店」オーナーの安仁屋勇次(あにや・ゆうじ)さんは、プリンを通じて沖縄の魅力を発信しているパティシエです。10代後半から県内大手の洋菓子店に14年間勤め、2016年には那覇市に「琉球pudding」を友人と創業しました。そして、地元素材を生かし、プリンの新たな可能性を模索していたある日のこと。安仁屋さんは車の運転中に何気なく見た光景に、パッとひらめきました。「海をプリンにできないかな?」。

限りなく、与那原の海に近づきたい

もっと海に近づきたいーー。

この写真のような、特有の色合いに近づけるための素材配合には、かなりの労力がかかったといいます。長年の経験による職人技が生み出した「食べるビーチ」。2か月間の試作を経た2019年5月、「白い砂浜のカスタードプリン」と「青い海のジュレ」からなる、こだわりの「美らプリン」(ちゅらぷりん)が発売されました。

カスタードプリンは、口あたりなめらか。ほんのり塩味には、うまみを引き出す宮古島の「雪塩」を使っています。一方のジュレには、久米島(くめじま)の海洋深層水が含まれています。中に入っている星型ナタデココとの食感が楽しく、まるで「海辺で遊ぶときのワクワク気分」も一緒に味わっているようです。安仁屋さんによると、お客からは「プリンとジュレとの組み合わせが新しい」とか「とても沖縄らしい」といった反応があり、通販サイトでも人気上昇中とのことです。

「ここだけのプリン」を追求する

「このプリンで沖縄の海を近くに感じてほしい」と安仁屋さん。2021年6月には、豊見城市(とみぐすくし)のショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」2階に新店舗をオープン。今後、お土産品としての需要がますます期待されます。

町の魅力と新たな素材に向き合い、さらなる商品開発にもチャレンジしたいと、安仁屋さんのプリンへの情熱が絶えることはありません。「ここでしか味わうことができないプリンを目指したい」。常夏のパティシエの挑戦は、これからも続きます。

田畑詞子

田畑詞子

秋田県秋田市

第1期ハツレポーター

1978年秋田県生まれ。清泉女子大学文学部英語英文学科卒。東京で就職後、いったん帰秋。2017年、横浜在住時にライター養成講座に通い、その後地元秋田でWeb記事の取材・執筆活動に携わるようになる。
日々の暮らしをブログに綴ったり、親しい仲間や縁遠くなった友人へ手書きのZINEを書いて送ったりと、書くことが好き。エッセイや小説へも関心がある。