ここは山口県山陽小野田市。
毎日、山に向かって鍋底をたたくと一目散に走ってくるタヌキの家族。
自宅の夕食の残り物をおすそ分けするのだが、鍋底がピカピカに光るほど綺麗に食べてしまう。仲睦まじい家族へ向けて、時には私の粋なはからいで、山口名物「獺祭」の宴もサービスしてあげる。
最近は、猪が多くなりタヌキの出番が少なくなった。近所の方も「タヌキはめっきり少なくなったね。野良猫退治で外に餌を置かなくなったからかな?」と話している。
我が家も仲睦まじいタヌキの家内安泰にあやかりたい。もう一度見たいタヌキの家族。
山陽小野田市はこんなのどかなところ。
(矢田 松夫さん)