滞在して!聞いてみて!小さな魅力が散らばる宝箱のような集落・三尾地区【和歌山県美浜町】

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和歌山県の美浜町は和歌山県で2番目に小さい町。
その中にある三尾地区は美浜町の中心部から更に海沿いに進んだところに突如現れる集落である。

ここはカナダへ移民した方が戻ってきた際、カナダの様式を取り入れた日本家屋があったり、近郊の海で事故をした船を助け、命を落としたデンマークの船長さんを弔っている場所があったり、天然記念物のアコウの木を有する神社があったり、93歳で近所の山に週2回登りに行くスーパーお婆ちゃんがいたりする。
小さな漁港では伊勢エビなども獲れるそうだ。

ただ訪れたらわからない魅力だらけの場所だと思った。
滞在して、話を聞かないとわからない場所だと思った。
「カナダ移民の歴史を知っている人が少なくなっている。今、三尾にいる子供たちにまた戻ってきてもらうときに、この場所がどんな場所なのか、何をしてきた場所なのかを伝えていきたい」
とカナダミュージアムの三尾館長さんは言った。

「都会でビジネスをすると埋もれてしまう。プレイヤーが少ないこの場所だからこそ輝くことができる」
とゲストハウス”ダイヤモンドヘッド”のオーナーの大江さんは言った。
小さな魅力がいっぱい散らばっている三尾地区は、少し足を止めて、じっくりと魅力を探すのがおすすめ。
小さな箱庭みたいな集落に点々と魅力が散らばっている場所だと高台にある法善寺境内の景色を見ながら思ったのだった。

(イーストタイムズ 並木真弓)
 

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「和歌山ローカル情報発信Lab.」は、和歌山県が2019年度から始めた「移住者情報発信力強化プロジェクト」事業。合同会社イーストタイムズのメンバーが講師となって、指導・フォローアップ。運営事務局も務める。県内にU・I ターンした移住者が、情報発信のスキルを身につけながら、住民しか知らない「わかやま暮らし」の魅力の可視化と発信を行って県内外の和歌山ファンを創出し、関係人口増や移住定住につなげる取り組み。