流刑先の春雨庵でたくあん漬けを生み出した沢庵和尚【山形県上山市】

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筆者は春雨庵に小学校の頃よく遊びに行きましたが、その場所をよく知らなかったので、知る良い機会だと思い取材しました。

江戸時代にいろいろな寺の住職の師事をしていた沢庵和尚こと沢庵宗彭(たくあん そうほう)が、紫衣事件によって流刑にされました。上山藩に来た沢庵の、権力に与しない生き方に心をうたれた当時の藩主は住まいとして屋敷を寄贈し、そこを春雨庵とよんで親しんでいました。3年後には、幕府から帰るようにと命令を受けて、現在の東京都品川区にある東海寺に帰れることになります。

その後に東海寺を訪れた徳川家光に、ダイコンの漬物を提供したところ、家光がそれを気に入って、そこから大根の漬物が、沢庵漬けと呼ばれるようになりました。

春雨庵は小さい敷地に建物が立っているだけなのに、その中に仕組みがいっぱいあったり、住んでいた沢庵宗彭の好きな花だったりが咲いていました。

現在、春雨庵を管理をしている庄司徹さん。色んな人に「沢庵宗彭のことやたくあんのおいしさを知ってもらいたい」、「海外から来る人に日本の良さを知ってもらいたい」と言っていました。

質素な暮らしの中に工夫をこらし、人をもてなす心を忘れなかった沢庵宗彭。その生き方と知恵は、今もなお、私たちの心にそっと語りかけてくるようでした。

殿様も認めた権力に屈せず自分の意見を貫き通す生き方をした人、自分も沢庵のように考えを否定されても自分が正しいと思うなら考えを曲げずに生きていきたい。 

佐藤将瑛さんの投稿

情報

春雨庵
住所:〒999-3146 山形県上山市松山2丁目10-12
電話番号:023-672-0824
営業時間:日〜月曜(9:00〜16:45)

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