熊野、神聖な深山の心癒す聖地【和歌山県田辺市】

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和歌山県南部から三重県南部の熊野地域は、日本の古来からの山岳信仰が息づく「よみがえりの聖地」として知られています。神聖な山々に宿る神々の霊が息づくこの深山の霊場は、心と魂を元気づけ、新たな気持ちに満たしてくれる場所として訪れる人々を惹きつけています。

ここでは、自然信仰や山岳信仰、神仏習合の信仰が結びつき、日本独自の宗教観が形成されてきました。特に熊野三山(本宮・新宮・那智大社)は、異なる神々を祀り、三つの浄土の地として崇拝されています。

本宮周辺は「日本人の心の故郷」と称され、その風景はまさに「日本の原風景」。訪れる者にとっては心が洗われる聖地となっています。

熊野本宮大社から車でわずか10分南に進むと、築100年の古民家「民宿熊野出会いの里」があります。

ここからは、熊野川を見下ろし、背後にそびえる大峯奥駆道(おおみねおくがけみち)の最終峰である「七越の峰(ななこしのみね)」を望むことができます。この山は驚くべきことに、360度にわたる広い視界が広がり、山々、川、空の美しい景色が刻々と変化して楽しむことができるそうです。

熊野の旅は本当に楽しいものでした。その神聖な自然と歴史ある風景は、心に深い感動を残します。

野口千惠

野口千惠

和歌山県和歌山市

第5期ハツレポーター

和歌山市生まれ、地方新聞社勤務時、まちづくりを始める。その後地方創生の会社にスカウトされる。文章でまちづくりのお手伝いをする。

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