「ママ見て!すごいきれい!」
興奮した子どもの声が響いた。
ここは、宮城県加美町(かみまち)の「やくらいガーデン」。イルミネーションイベント「星あかり」の会場だ。
薬莱山(やくらいさん)のふもとに広がる、総面積約15万平方メートルの庭園が、夜になると色とりどりの光に包まれる。昼間とは一変し、まるで夢の世界に迷い込んだような光景が広がっていた。
多賀城(たがじょう)市に住む私たちにとって、やくらいガーデンは車で約1時間の場所。インスタグラムで見たイルミネーションにひかれ、家族で訪れた。
目次
夕暮れから始まる光の世界

星あかりが楽しめるのは、午後5時30分から。私たちもその時間から入園したのだが、写真を見て分かるとおり、空はまだ明るい。それでも、この広大な園内に広がる神秘的なイルミネーションに目を奪われた。

グラデーションがかかる空と山をバックに映えるカラフルなツリーと球体。ピンクやオレンジ、青などの光が鮮やか。

ベンチとその周りの柱も装飾されていた。
10月にもなると、夜肌寒い日が増えてきて、この日も気温が低い。だが、広大な敷地を興奮しながら歩きまわるうちに体はぽかぽかしてきた。うちの子どもは半袖になっていた。
歩きながら出会う、遊び心あふれる光の演出

マリーゴールドの花壇のなかに、小さなランタンのツリー。そこから周囲へとライトが張り巡らされ、夕闇の中でひときわ目を引く。足を止めて写真を撮る人の姿も見られた。

続いて現れたのは、3つのハートが連なるイルミネーション。写真はブルーとピンクだが、時間とともに色が変わる。撮影スポットには、スマホを固定できるスタンドが設置されており、家族揃って記念撮影もできる。

電飾で彩られたツリーハウス。ハロウィンの時期なので、園内の至るところにおばけかぼちゃがいた。

木にオレンジの実がたくさん付いているのが見えた。カキがなっているのかと思って近づいたら、おばけかぼちゃのライトだった。100個くらい付いていた。

すっかり夜になり、辺りは真っ暗。イルミネーションの光で周囲が照らされている。ピンクや白など明るい電飾が多かったが、目の前に現れたのは、平面に広がる青いライト。色が変わるだけで、感じ方が違ってくるのが面白い。見ていて飽きないポイントだ。
子どもが発見!光の宝石

「ダイヤモンドだー!」
頭上に浮かぶ六角形の装飾を見て、子どもたちが声を上げた。確かに、光り輝く宝石のようにも、雪の結晶のようにも見える。
青い光が広がる中、いくつもの装飾が浮かび上がり、涼やかな雰囲気を醸し出していた。先ほどまでの丸い照明とはまた違う、一つひとつの形が際立つイルミネーションだった。

頭上いっぱいに広がる光のカーテン

さて、イルミネーションも終盤。頭上には、まるで光が降り注いでくるような光景が広がっていた。

白だったと思えば、鮮やかな紫に変化。子どもたちは見上げて見とれている様子。紫はフジの花のようだった。

ライトアップされた木の周りには、小さい家のオブジェが集まっていた。まるで小人が住んでいそうな雰囲気。
いつもと違う夜に大満足

時刻は午後6時30分。いつもなら家でテレビを見て過ごしている時間。この日は、イルミネーションを眺めながら1時間程度歩いた。子どもたちも疲れただろうと思っていたが、最後まで「疲れた」といわず歩いてくれた。そのくらい楽しい時間になったのだろう。

やくらいガーデンの星あかりは、12月15日まで。もっと気温が低くなれば、景色や光も違って見えるかも。家族でもう一度訪れたいと思えるひとときだった。
<やくらいガーデンの星あかり情報>
開催期間:2026年10月1日(木)~2026年12月15日(火)
時間:17時30分~21時(最終入園20時30分)
入園料:大人1,500円、小中学生500円、未就学児・障がいのある方:無料
メンテナンス日(星あかり定休日)
10/29、11/9、11/19、11/30、12/8
<チケット購入方法>
【券売機】現金、クレジット・電子マネー対応、16時40分より販売開始
【オンラインチケット】kkday公式ページ、じゃらん公式ページ
※写真は2026年10月11日、すべて筆者が撮影





