「ハツレポグランプリ2026」開催!地域の魅力を届ける15作品から栄冠が決定

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全国のローカルライター(ハツレポーター)が執筆した地域記事「ハツレポ」を表彰するローカリティのコンテスト「ハツレポグランプリ2026」が、2026年10月17日に開催されました。今年のロカフェスのテーマは「イグニッション・キャンプファイヤー 〜あなたの心の火を持ち合い、大きな焚き火に!〜」。全国から寄せられた記事の中から、地域の魅力や人々の思いを伝え、読む人の心に火をともす15作品が最終審査にノミネートされ、グランプリや編集部による各賞が発表されました。

読者の共感が大きな「焚き火」に!読者が選んだグランプリ作品は?

ロカフェス2026は、「イグニッション・キャンプファイヤー 〜あなたの心の火を持ち合い、大きな焚き火に!〜」をテーマに開催されました。一人ひとりの「驚き・発見・感動」から生まれた記事を通じて、それぞれの心に灯った火を持ち寄り、つなげていく。そんな思いが込められています。

その思いを形にする企画の一つが「ハツレポグランプリ2026」です。今期(2025年9月1日〜2026年8月31日)、全国のハツレポーターから寄せられた記事は626本。身近な風景への驚き、取材を通じて知った人々の思い、地域で受け継がれてきた営みへの感動など、一つひとつの記事に、書き手の心を動かした地域の魅力が詰まっていました。

9月24日から10月6日まで、皆さまから推薦を募り、編集部の選定メンバー5人がそれぞれ選んだ作品も加えて審査を実施。当初は30作品を選ぶ予定でしたが、編集長、副編集長、編集者を含む審査員が4時間以上にわたって議論を重ねた結果、50作品をノミネート作品として選出することになりました。

執筆者が見つけた地域の価値と、その記事を推薦してくださった皆さまの思い。一つひとつの作品に真摯に向き合い、選ばれた50作品には、書き手それぞれの視点と取材があってこそ伝えられる地域の魅力が息づいています。

記事を寄せてくださったハツレポーターの皆さま、推薦に参加してくださった皆さま、そして日頃から「ローカリティ!」を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。

受賞作品発表


⚫︎グランプリ
「男のように生きたかった」私が、生命を肯定する喜びと「祈り」のベリーダンスで解き放たれた
松井創さん

ナシャールさんがベリーダンスとの出会いを通して、自分を取り戻される様子が分かります。誰かが決めた軸で生きるか、自分の軸で生きるかという究極な問いを投げかける記事になっています。



⚫︎2位
「この町のエンジンはあたたかさにある」スーパーもコンビニもない町の町会が企画した、初めてのマルシェ【東京都府中市】
佐藤裕子さん

「自分も不便な目に遭っているから」という町会長の率直な思いから、地域を動かす原動力を発見。住民同士が声をかけ合う様子や会場の温かな空気を丁寧に描き、人のつながりが町の未来をつくる力に気づかせてくれます。

⚫︎3位 ラムネ1本から広がる1型糖尿病への理解。父が続けるラムネスタンド【愛知県名古屋市】
尾藤まなさん

息子の1型糖尿病をきっかけに活動する父の姿を、1本のラムネを通じて身近に紹介。病気への理解を広げたいという思いと、気負わず楽しく活動する姿を重ね、まずは知ることから始めようと思える記事です。

各賞の発表


⚫︎編集長賞 「世界平和は、遠いニュースの向こう側にあるのではない。今、この葉山で起きている『響き合い』の中に、すでに生まれている」【神奈川県葉山町】
松井創さん


音楽家の人生とリトアニアとの交流を通じて、異なる個性や文化が響き合う姿を描写。世界平和という大きなテーマを、目の前の人と互いを認め合うことへと結びつけ、音楽が人と人の心をつなぐ可能性を感じさせます。

⚫︎特別功績賞

年間45本の記事を執筆した阿部宣行さん。インドのラクダと人々の共生文化やタイの伝統祭り、インドネシアの市場に加え、ベトナム・フエの宮廷料理まで、世界各地の文化や食、歴史を幅広く紹介しました。旅先の風景を切り取るだけでなく、その土地ならではの背景や人々の暮らしを掘り下げる記事の数々が、読者を世界の知られざる魅力を伝え、異なる文化への関心を広げてくれました。

https://thelocality.net/author/0567e0b26d846cd4ca3d8e41002ecec563896557

⚫︎副編集長・丸山賞

ラムネ1本から広がる1型糖尿病への理解。父が続けるラムネスタンド【愛知県名古屋市】
尾藤まなさん

息子の1型糖尿病をきっかけに活動する父の姿を、1本のラムネを通じて身近に紹介。病気への理解を広げたいという思いと、気負わず楽しく活動する姿を重ね、まずは知ることから始めようと思える記事です。


⚫︎副編集長・天野賞

新幹線が中世遺跡を貫く!?田園にぽつんと、おむすびのような山が見える「舘トンネル」の風景【宮城県白石市】
阿部哲也さん

高速バスの車窓から見える何気ない風景への疑問を出発点に、新幹線が中世の遺跡を貫くという意外な歴史を掘り起こしました。身近な景色を自ら調べる面白さが伝わり、見慣れた地域を新たな目で見てみたくなります。


⚫︎ベストジャーナリズム賞
ナワリヌイ氏の遺志を継いで・・・在日ロシア人反戦団体は、自由で平和なロシアを諦めない(前編)【東京都港区】

うえだあさこさん

反戦活動を続ける在日ロシア人の取り組みを、デモや展覧会、政治犯への手紙といった具体的な活動から紹介。遠い国の出来事として見過ごしがちな戦争や自由の問題を身近に引き寄せ、平和について自分なりに考えるきっかけを生み出しています。

⚫︎ベスト写真賞

寒空の下で笑顔で舞う 加勢鳥が伝える火伏せの祈り【山形県上山市】
田口雄太さん

寒空の下、水を浴びながら笑顔で舞う加勢鳥の姿を通じて、地域に受け継がれる火伏せの祈りを紹介。観客も祭りの一員になれる臨場感を描き、伝統行事が今も人々をつなぐ力を感じさせる記事です。

⚫︎ベストバズリ賞

あんこが主役!老舗製餡所が作った110円の工場直売限定アイス「粒あんバー」に込めた思い【愛知県名古屋市】

老舗製餡所が手がける110円のアイスを入り口に、あんこの魅力と、それを次の世代へ届けたい4代目の思いを掘り下げました。子どもでも手に取りやすい価格や地域に根差した販売の工夫から、伝統を守りながら新しい挑戦を続ける姿が見えてきます。

⚫︎編集部・國府谷賞

貧困地区からフォトスポットへ。『色で村を変えた』大学生の革命から10年【インドネシア・マラン】
阿部宣行さん

貧困地区だった村が、大学生の発想と住民の協力によって色鮮やかな観光地へと変わった過程を紹介。景観の変化だけでなく、住民の誇りや地域経済にも目を向け、小さなアイデアが地域の未来を変える可能性に気づかせてくれます。

⚫︎編集部・田口賞

「リハビリで終わらない!」70代でデビューしたニット作家と長女の軌跡【秋田県秋田市】
田川珠美さん
脳梗塞のリハビリから70代でニット作家として歩み始めた母と、それを支える長女の姿を描写。作品が誰かに喜ばれ、仕事として続いていく過程から、年齢や病気によって可能性が閉ざされるわけではないこと、そして人とのつながりが新たな生きがいを生むことが伝わります。

⚫︎スクール賞 ふるさとミライカレッジin湯沢
湯沢ミライカレッジのみなさん

地域で活動する人々の言葉や実践に目を向け、秋田県湯沢市の地域づくりの原点を探った湯沢ミライカレッジのみなさん。地域の生き残りをかけた企業の挑戦や、世代を超えて人々が集う取り組み、誰かに何かを与えることから生まれる新たな動きなど、一つひとつの取材を通じて、地域の可能性を多角的に掘り下げ、地域づくりへの新たな視点を読者に届けてくれました。

https://thelocality.net/category/report/school/yuzawa-ws

⚫︎惺山高校 ズバリ自衛隊はこういうこと!!?J Kが見た、神町駐屯地【山形県東根市】

鹿間結花さん

高校生の目線から自衛隊の役割や隊員の使命感に迫り、災害支援や国を守る仕事を身近なものとして捉え直した記事。取材を通じて筆者自身の気づきや驚きが率直に綴られており、読者も平穏な日常や、一人ひとりにできる行動について考えたくなります。

⚫︎風の人土の人  特別賞
信じるところに、神は宿る。「継ぎたくなかった蔵」と向き合う、秋田の老舗蔵・ヤマモ味噌醤油醸造元(土の人編)【秋田県湯沢市】
編集部・天野

「継ぎたくなかった蔵」と向き合う七代目の探究を通じて、伝統を受け継ぐことの意味を深く掘り下げました。発酵の科学から土地の信仰、家族や社員との関係までをつなぐ独自の視点が、受け継いだものを疑い、自分なりの価値を見つけることの大切さを問いかけます。

⚫︎時代の開拓者たち  特別賞
白黒だった夢がカラーになった。人生に彩りを生む「生きがい創造企業」の挑戦【東京都墨田区】

編集部・田口

「夢が白黒からカラーになった」という会員の言葉を軸に、運動の先にある人とのつながりや、生きる喜びを取り戻す価値に迫りました。スポーツが得意かどうかにかかわらず、一人ひとりの人生に彩りを添えようとする企業の姿勢が、健康や豊かさの意味を改めて考えるきっかけになります。

人と地域をつなぎ、新たな一歩へ

「ハツレポグランプリ2026」では、全国から寄せられた記事を通じて、地域に生きる人々の思いや、見過ごされがちな土地ならではの魅力に光が当たりました。日々の暮らしの中にある小さな発見から、地域の未来を切り開く挑戦、世界各地の文化や歴史まで。書き手一人ひとりの視点が、読者の共感や新たな気づきを生み出しています。

地域に根づく価値を見つけ、言葉にし、誰かに届ける。その一つひとつの積み重ねが、人と地域をつなぎ、新たな一歩を生み出していく。今回のグランプリを通じて、そんな発信の力をあらためて感じることができました。

これからも「ローカリティ!」は、各地で灯る“心の火”をつなぎ、地域と人、そして社会を動かす架け橋を目指してまいります。

ご参加くださった皆さま、記事を読んでくださった皆さま、そして投票で応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。来年もまた、心を動かす記事との出会いをお楽しみください。

10月19日のライブ配信の様子

ローカリティ!編集部

ローカリティ!編集部

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