大納言小豆発祥の地を発見!【兵庫県丹波市】

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小豆(あずき)の中でも大粒で、調理の際に皮が破れにくいため高級品種として知られる大納言(だいなごん)小豆。

皮が破れにくいため腹が割(さ)けないということから、たとえ殿中で刀を抜いても切腹を命じられることはない地位であった大納言にたとえられたのがその名の由来です。

兵庫県と京都府にまたがる丹波地方の特産品のひとつであり、現在では北海道や福島県、長野県などでも派生品種が生産されています。

所用で兵庫県丹波市まで出かけた帰り道、丹波篠山市にある自宅へと続く県道69号をクルマで走っていた際、丹波市春日町のちょうど東中(ひがしなか)というバス停まで来たところで、右折に手間取るクルマがいたため、たまたまふと道の横を見たら気になる石碑を見つけました。

大納言小豆発祥の地と刻まれていたので、クルマを路肩に止め写真撮影しました。

筆者が住む丹波篠山市でも大納言小豆は栽培されていますが、その地が発祥である丹波黒大豆の陰にかくれて幾分マイナーな感がありましたし、近所の農家の方からも、大納言小豆はやはり丹波市のほうが栽培は盛んだと、かねてから聞いていました。

しかし発祥はどこかというと、丹波市だという人がいるかと思えば、京都府南丹市美山町のあたりではないかという人もいて、なかなか特定できずにいました。

偶然、石碑を見つけることができ、すっきりした気持ちになれました。

椛澤弘之

椛澤弘之

"東京都大田区で生まれ育ち、中学・高校時代は神奈川県茅ケ崎市で過ごす。
高卒後、旧ソビエト連邦を経てギリシャ共和国に渡り、サウンドエンジニアとしてミコノス島の劇場で働く。
欧州言語に興味を持ち、スイスの商業高校と州立大学で学ぶ。
帰国後、輸入雑貨買い付けの傍ら、レシピ復刻料理研究家、翻訳家(英・仏・独・伊・西)、写真家、ジャーナリストとして活動する。
現在は地方から世の中を見渡すため、兵庫県丹波篠山市在住。"

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