犬山城と如庵の物語が重なる場所で 光と香りのスイーツビュッフェを味わう夏【愛知県犬山市】

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ホテルインディゴ犬山有楽苑。 国宝・犬山城と、国宝茶室「如庵(じょあん)」を擁する日本庭園・有楽苑(うらくえん)を背景に、 この土地の物語を感じながら過ごせるホテルです。

そんなロケーションで楽しむ「サマーティーガーデン・スイーツビュッフェ」。

このスイーツビュッフェは、ただ「美味(おい)しい」だけではなく、 犬山という土地への敬意が随所に感じられ、 “ここでしか味わえない体験”として心に残りました。

ホテルインディゴ犬山有楽苑を訪れた理由

犬山にホテルインディゴ犬山有楽苑という素敵なホテルがあることは、オープン時から知っていましたが、なかなか訪れる機会がありませんでした。

名古屋には魅力的なホテルが多い中で、犬山という土地に根ざしたこのホテルには、名古屋にはない“静かな優雅さ”があると感じ、実際に足を運んでみることにしました。

地域の文化を大切にしながら、ゆったりとした時間が流れる空間を体験してみたい―そんな思いが取材のきっかけです。

ホテルインディゴ犬山有楽苑で感じた特別な時間

ホテル全体に犬山らしい穏やかさが漂い、空間そのものが心を落ち着かせてくれます。

特に印象的だったのはスイーツのあり方。

華やかさを競うのではなく、色味を抑えた落ち着きのある佇まいで、“見た目ではなく味で勝負する”という静かな自信が感じられました。

派手さを排したその姿勢に、ホテルの品格と犬山という土地の穏やかさが重なり、心がすっと満たされるような感動がありました。

“ローカルストーリー”を大切にするホテルインディゴブランド

ホテルインディゴは世界中にありますが、 どのホテルも“地域の物語”をテーマにデザインされています。

犬山では、

  • 城下町の歴史
  • 鵜飼
  • 木曽川の自然
  • 茶文化(如庵)
  • 地元の工芸
  • 祭り文化のにぎわい

これらがホテルの随所に散りばめられ、 “犬山を体験するホテル”としての個性が際立っています。

ホテルインディゴ犬山有楽苑の滞在をより楽しんでいただけるように、スタッフ全員がこの土地の文化や歴史を学び、共有しながらサービスを磨いているそうです。その姿勢が、接客の一つひとつに自然と表れ、“犬山という場所を体験するホテル”としての個性をより際立たせています。

スイーツビュッフェをいただいた「インディゴホームキッチン車山照」の引き戸には、ホテルインディゴ犬山有楽苑のオリジナル家紋のほか、この土地にゆかりのある織田家・成瀬家の家紋がデザインされていることを教えていただきました。

細部にまで宿る“土地への敬意”が、ホテル全体の空気をやわらかく包んでいます。

ホテルインディゴ犬山有楽苑は、名古屋の奥座敷・犬山に佇むライフスタイル・ブティックホテル。

犬山城は戦国時代から残る国宝の城で、木造天守は日本最古の建築物です。

有楽苑は茶人・織田有楽斎ゆかりの庭園で、国宝茶室「如庵」を擁します。

その歴史的な美意識を背景に、館内のアートや素材選びにも“犬山らしさ”が漂っています。 

ホテルは観光のにぎわいから少し離れた、ほどよい静けさを持つ場所にあります。 散策を楽しんだあと、ホテルに戻ると水盤が静かに迎えてくれる── 旅の緩急が心地よく整う空間です。

犬山城と木曽川を庭園越しに臨めるよう、 ホテルは東棟・西棟の二棟構成で設計されています。建物そのものが「犬山という土地の景色を最大限に生かす」ための配置になっていて、 館内を歩くたびに、光・水・城・庭園が静かに重なる時間が流れます。

日本庭園 有楽苑(国宝茶室 如庵)とのつながり

画像:ホテルインディゴ犬山有楽苑提供

ホテル名にある「有楽苑」は、 隣接する日本庭園と、国宝茶室「如庵」に由来しています。 茶室が持つ“簡素で静かな美しさ”は、ホテルの世界観にも深く影響していて、 今回のスイーツビュッフェに“お茶の香りをテーマにしたスイーツ”が多い理由も この背景にあります。

館内には、如庵の精神がさまざまな形で散りばめられています。 レセプションの丸窓は国宝茶室・如庵へのオマージュ。 客室には斜め壁の意匠が取り入れられ、 ザ・バー「夜車山」には暦張りがあしらわれています。

こうした意匠が随所に重なり、 館内を歩くたびに“犬山らしさ”を感じられる空間になっています。

犬山城と水盤を眺める、ここだけのロケーション

ホテルインディゴの象徴ともいえる水盤は、 光を映し、風を受け、時間とともに表情を変える“もうひとつの庭”。

ラウンジの大きな窓からは、 その水盤の先に広がる景色とともに、 緑の丘の上に佇む犬山城を静かに望むことができます。

また、この水盤は、犬山城を映しこむ“借景”として設計されたもの。 水深わずか6cmの浅い水盤に、天守がまっすぐ映るように角度が調整されており、 朝の光が差すと“逆さ犬山城”が水面に浮かび上がります。

スイーツを味わいながら、 ゆっくりと流れる夏の午後を感じられる─ ここだけの贅沢なロケーションです。

犬山の夏を彩る、季節限定スイーツビュッフェ

2026年6月1日から始まった サマーティーガーデン・スイーツビュッフェ

水盤の向こうに犬山城が立ち、 光が反射して揺れる景色の中でいただくスイーツは、 まるで犬山の夏そのもの。

旬の果実とお茶の香りに包まれる、 ここでしか味わえないスイーツの時間が広がります。

旬のフルーツ × 香り豊かなティースイーツ

抹茶、ジャスミン、桂花茶、バタフライピー、ハイビスカスなど 香り豊かな茶葉を取り入れたスイーツと、 マンゴー・白桃・いちご・ライチなどの旬のフルーツを掛け合わせた 10種類以上の多彩なラインナップ。

お茶の繊細な香りがふわりと広がり、 果実のみずみずしい甘みや酸味を引き立て、 軽やかで上品な味わいを演出しています。

ビュッフェ台に並ぶスイーツとセイボリー

旬のフルーツとお茶の香りをテーマにしたスイーツが並びます。

色とりどりのスイーツに加えて、夏らしい軽やかなセイボリーも充実。

ガラスの器や小さなプレートに美しく並べられた冷製スイーツが、 夏らしい涼やかさと彩りを添えてくれます。

ローカルの香りが息づくスイーツ

アジアの茶文化を感じるスイーツは、 落ち着いた色合いが印象的です。

犬山茶と柚子ようかんロールは、 抹茶の深い香りに、柚子ようかんのやさしい酸味。 もちもちの生地がふわりと包む、涼やかな一品です。さわやかな柚子の風味と抹茶の苦みの相性が心地よいです。 

ほうじ茶とパッションのブランマンジェは、 なめらかなほうじ茶のブランマンジェに、 パッションシードのプチプチとした食感が楽しいソースを合わせた一品です。

中でも一番美味しかったのは、木の葉型の抹茶とカリンのガナッシュサンド。サクサクのクッキーの間にとろけるクリームがサンドしてありぜひ味わってほしいおすすめのスイーツです。

ホテルメイド CHAI PUDDING は、自家製チャイの香りが広がる濃厚なイタリアンプリンに、 レーズンとアーモンドのカラメルチュイルを添えた、スパイシーな余韻が魅力の一品です。なめらかな口当たりと、喉ごしのよい食感を楽しめます。 

このほかにも、ハイビスカスティーといちごのタルト、 アッサムとバナナのフィナンシェなど、 お茶をテーマにした多彩なスイーツが並びます。

セイボリーもスイーツも、ここでしか味わえないものばかり。 犬山ならではの香りと季節の甘さを楽しめます。

セイボリーも夏らしいアクセント

こんにゃくそうめんやグリルチキンなど、 軽やかで夏らしいセイボリーも用意されています。

クチナシと卵黄で仕上げたこんにゃくそうめんは、 かつお出汁にライムと紅生姜を効かせた爽やかな一品。暑い日にも、ほてった体をすっと落ち着けてくれ、

つるつると気持ちよくいただけます。

甘いスイーツの合間に、味わいをそっと整えてくれるような存在でした。

こだわりの上質なドリンク

スイーツとの相性を考えて選ばれたドリンクは、 合わせるスイーツによって、香りや後味の感じ方が自然と変わります。 一緒に味わうことで、甘さや香りがより心地よく広がるように仕立てられています。

創業75年・名古屋の焙煎所「齊藤コーヒー」による、 香り豊かなこだわりの珈琲をはじめ、 ロンネフェルトや、ロサンゼルス発のオーガニックティー 「アートオブティー」など、上質なドリンクがそろいます。

スイーツと一緒に、心ゆくまで楽しめるラインナップです。

香りにこだわったドリンクが揃い、スイーツの余韻をより豊かにしてくれます。

犬山煎茶オレンジは、名前の通りオレンジの風味がほんとうに豊かで、 爽やかな香りがふわりと広がります。 煎茶のやさしい渋みにオレンジが重なり、とてもおいしくいただきました。 

犬山の夏を、五感で味わう時間

犬山城下町の歴史、有楽苑の茶文化、 そしてホテルインディゴが大切にするローカルストーリー。 そのすべてが重なって生まれた、“香りに包まれる夏のスイーツ時間”。

観光の途中に立ち寄るのも、 このビュッフェを目的に訪れるのもおすすめです。 犬山の夏を、五感で味わう贅沢な午後が待っています。

※画像:2026年6月12日蜷川華撮影、一部キャプション記載のものは、「ホテルインディゴ犬山有楽苑」提供

情報

ホテルインディゴ犬山有楽苑
場所:〒484-0082 愛知県犬山市犬山北古券103−1
公式サイト:https://inuyama.hotelindigo.com/

サマーティーガーデン・スイーツビュッフェ 開催情報
期間:開催中)~2026年8月31日(月) 
時間: 平日 13:30~15:00(L.O 14:30) 土日祝 13:30~15:30(L.O 15:00)
会場:インディゴホームキッチン車山照
料金:1名様 4,500円

蜷川 華

蜷川 華

Hanachiroru(ハナチロル)です。
書くことより食べることのほうが得意で、気づけばいつも美味しいものを追いかけています。
デイサービスで生活相談をしながら、ペットと一緒に過ごせる場所や、カフェ・ホテルグルメを中心にゆっくり綴っています。
まだ文章は勉強中ですが、「食」と「ペット」へのまっすぐな好きが、そのまま届けばうれしいです。

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