「イスラム教」って知ってる?福島県初女性日本人ムスリムがハラル食材店オープンに向けて始動【福島県福島市】

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仏教・キリスト教とならんで世界三大宗教のひとつ「イスラム教」。

統計上、日本で生活するイスラム教徒は日本の総人口の0.5%というデータもあり、教徒さんとお友達という方は少ないのではないでしょうか?

イスラム教というと、宗派間の紛争や「ヒジャブ」と呼ばれる女性独特の服装など日本人には馴染みのない宗教のようなイメージですが、筆者の友人であり、イスラム教に改宗した、福島県内で初の日本人女性ムスリム(イスラム教徒)が、いま、イスラム教の戒律に則った食事であるハラルフードを中心とした輸入食材店の開店準備を進めています。

もちろん日本人だけでなく、イスラム教徒にとっても「食」は大きな関心事。この取り組みについて筆者は、日本の世界における多様性やSDGsの観点からも興味深いものだと感じています。

 福島県内に住むムスリムは、主に東南アジアから来た技能実習生や留学生が多い反面、ハラルフードを購入する場所や情報があまりないのが現状。そこで筆者の友人が県内在住のムスリムが安心して食品を購入できる場所を提供することを目指して、福島市内に輸入食材店を開く準備を進めています。

また、店舗内にムスリムが快適に過ごせるようなスペースを設けることで、日本語学習やムスリムの社会的つながりを促進したり、地域経済の活性化にも貢献したりすることが期待されています。

筆者の友人は「わざわざ遠くの店舗まで行かなくても、ココにくればイスラムの教義に則った食材が手に入れられるような店にするのが夢。

始めたばかりでまだ右も左も分からないけど、このスペースを通じて県内に暮らすムスリムが健康的で幸せな生活を送ることができるよう、社会に貢献していきたいと考えています」と話しています。

彼女によると、地域にとっても、遠くから来る人にとっても、性別・年齢・国籍に関係なく何かちょっとワクワクするような場所になるようにあれこれ試行錯誤中とのこと。 

私もこれから継続して彼女の活動をサポートしていきますので、続報を期待していてください!

昆愛

昆愛

福島県郡山市

第4期ハツレポーター

埼玉県川越市出身。前住地は山形県鶴岡市。会社員のかたわら、地域資源の掘り起こしとその魅力発信活動に取り組む。2023年、「誰もいなくなった町。でも、ここはふるさと~原子力発電所と共存するコミュニティで“記憶”と“記録”について考える【福島県双葉郡富岡町】」で本サイトのベスト・ジャーナリズム賞を2年連続受賞、また、天文活動の報告・交流等を目的としたシンポジウムでの発表「東日本大震災における津波で被災した月待塔の追跡調査について」で渡部潤一奨励賞受賞。

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