「かっこよお収まるところが必ずあるんや」面一(ツライチ)の石垣に秘められた職人の技 【奈良県下北山村】

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土地の大半が山間の紀伊半島。川沿いの谷間を縫うように形成された集落で、人々は山を削り河原の石を積んで家の基礎を作り上げた。こうして、山の斜面に石垣が幾重にも重なる独特の景観が形作られてきた。

「ここなんか、石のツラがかっこよくてお気に入りやな」。そう言って、奈良県下北山村の元石積み職人・東忠雄さんは自宅裏手の石垣を指さした。忠雄さんが積んだという石垣は、上から見下ろすと、それぞれの石の頭が糸を張ったようにまっすぐそろっている。

中学を卒業して、三重県御浜町の職人の元へ弟子入りした忠雄さん。始めは石を積むことを許されず、大勢の職人の飯を炊く毎日。やっと石積みを許されても、兄弟子も親方も石の積み方を教えてくれるわけではなかった。技術は全て目で見て盗んだ。

「いろんな形の石があるけど、かっこよお収まるところが必ずあるんや」。河原で拾った石をそのまま積んでいく野面積み。一つ一つ違う石の形を一瞬で見極め、よどみなく積んでいくのが職人の腕の見せ所だという。

紀伊半島魅力発掘隊Facebookより 2019年3月5日の投稿

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「ローカリティ!」を運営する合同会社イーストタイムズは、2018年12月から2019年3月にかけて、紀伊半島3県(和歌山、奈良、三重)の魅力を、住民自らの手で発信し、交流人口の拡大や移住促進を目指す情報発信チーム「紀伊半島魅力発掘隊」の養成塾を開催しました。イーストタイムズのメンバーが魅力的なネタの発掘方法や取材の手法をレクチャーし、参加者が「自分だけが知っている紀伊半島」の魅力をSNSなどを通じて発信しました。

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