「健康に寄与したい」宮古にしかない天然素材で健康と美容を育む【沖縄県宮古島市】

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沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

「最も理想的な成分だった」探し求めた原料が宮古島に

宮古島で栽培した植物由来の天然素材を使用した健康食品や化粧品などの製品を販売している「株式会社うるばな宮古」は、人の健康に寄与したいという想いで2004年3月に東京で創業しました。5年くらいかけてこれだと思える健康食品の素材を探しているなかで、ビデンス・ピローサという、ハーブの一種である植物に出会いました。

この植物は、 過酷な環境でも繁殖できるという非常に強い生命力が特徴で、沖縄島、宮古島、台湾、東南アジアにも自生しているのですが、どれも成分が異なるのだそうです。

「成分を比較した結果、宮古島で育つビデンス・ピローサが最も理想的だと思った」と営業担当の吉田羅生(よしだ・らい)さんがお話してくれました。そのビデンス・ピローサを、農薬・化学肥料・堆肥を一切使わずに栽培し、独自の方法で加工したハーブが、ハーブティやタブレット、ドリンクなどの健康食品の原料として使われている「宮古ビデンス・ピローサ」です。

理想を追求できる環境から、地域貢献という新しい理想が生まれる

「株式会社うるばな宮古」は、創業当初から美容と健康は同じところにあるという考え方から、健康食品などの商品に対する本物志向や安全性へのこだわりを追求し、薬品レベルの試験を導入して反復試験を実施したり、商品を使用することによって遺伝子に影響があるかという点についても配慮してきたそうです。

このように、理想を追求するための研究開発を続けた結果、健康回復を目指している人が健康維持のために継続して使用して、2015年に機能性表示食品の制度ができたときに沖縄県でも初期の段階で登録されました。そんな商品へのこだわりを知って、共感してくれる人に手に取ってほしいとのことです。

宮古島はもともとは大きなサンゴ礁で島全体がサンゴの化石なのだそうです。そのため地下水はミネラルが豊富で、周囲の島と水が違うといわれています。
しかし、長年行われてきたサトウキビ栽培で使われている農薬の影響で、昔と比べるとどうしても水が変わってきてしまっていることを吉田さんは危惧しており、サトウキビを無農薬で栽培しているビデンス・ピローサに置き換え自然とのバランスを取り戻すことで、さらなる地域貢献ができたらと考えているそうです。

「山も川もない分、少し高台に行けばとても眺望がよい、空も近い。そして沖縄の人の温かさから来る文化も大切にしたい。その全てが宮古島の魅力なんです」と吉田さんが話してくださいました。

井上亜矢子

井上亜矢子

京都府

第2期ハツレポーター

主婦業の傍ら発達支援、シナリオ執筆などの仕事をしてます
趣味はドラマ、アニメ、フィギュアスケート鑑賞、身近な歴史探索、位置情報ゲームなど
大河ドラマ「麒麟がくる」をきっかけにますます楽しくなってきたご近所&歴史探索の様子をお伝えしていきいと思います

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