街の復興の軸とコーヒーの軸を走る山形の夜の商店街で朝昼営業しているカフェ 山形市香澄町のDay & Coffee

惺山高校 濱谷小粋さん


山形市香澄町の商店街にあるDay & Coffee。夜の経営がメインの店が並ぶ香澄町の商店街で朝の8:30から夜の18:30まで営業している。

このカフェを取材した経緯は、学校帰りに友人と外見がキレイでお洒落なここのカフェに惹かれ、ここで食べたスイーツもドリンクも美味しかった、だからカフェメニューの考案の経緯やカフェを始めたきっかけなど、もっとこのカフェの魅力を知りたい思ったからだ。

このカフェは代表の追沼翼さんと店長の北嶋孝祐さんの二人で営業しているお店で、追沼さんはこのカフェの他に、建築の設計の会社をしているそうだ。

ある時、約10年間空きっぱなしだった、安土桃山時代から商売が続いている呉服屋「とみひろ」の元本社ビル「富弘ビル」のリノベーションの相談が出てきた。今の「とみひろ」の社長さんが小さい頃ここに住んでいたこともあり、思い出があるビルとのことだ。「そのビルをなにか街のために使えないか」と今のビルのオーナーさんから東北芸術工科大学(芸工大)に相談が来ていた。

そこから芸工大卒業生の建築家と追沼さんに話がまわり、その建築家さんと追沼さんによるビルのリノベーションプロジェクトが立ち上がった。そのビルがある商店街は夜に営業している店が多いことから、「商店街に朝昼経営しているお店が欲しいと感じた」追沼さんと、中学時代からコーヒが好きで、コーヒー屋さんがやりたい北嶋さんたちが手を組み、Day & Coffeeの経営が始まった。

追沼さんと北嶋さんは同じ芸工大の卒業生で、かつて街のリノベーションに関するプロジェクトを一緒にやっていたという。

今年でオープンして4年目になるDay&Coffee。今までは店のブランドづくりや、コーヒーに着目した経営を行っていたそうだが、オープン4年目の目標はイベントでの出店など、もっと街に開いていくような形にしていきたいとのことだ。


中学時代からコーヒーが好きで、地元の秋田の珈琲店で修行を積んできた北嶋さんの淹れるコーヒーは絶品だ。北嶋さんは、山形の複数のカフェでコーヒーやメニューの監修を行ったり、映画館のコーヒーマシンの整備などを行ったりしている。

ここでコーヒーについてあまり知らない私が結構衝撃的だったコーヒーの淹れ方について紹介したい。

お湯を通して入れるドリップ方式や、お湯に浸して淹れるサイフォン方式の他に、フレンチプレスといって、分量のお湯と粉を淹れて数分待ってから、プランジャーというフィルターが付いた棒を下に押し込んで淹れるコーヒーや、エアロプレスといって、注射器のようなメモリが付いたものを上から下に押し込んで圧力をかけて淹れる方法などがあるという。

淹れ方によってコクや風味も変わるらしく、コーヒーの知識がさっぱりない私にとってはとても面白い話だった。

このカフェでは淹れ方や煎り方が違ったコーヒーの飲み比べができるメニューもあり、私のようにコーヒーの味わい方がわからない人は、ここで自分が好きだと思う味のコーヒーを探すのもいいと思う。

ここでのコーヒーはスペシャルティコーヒーという品質の高い豆を使って提供される。

今回ここに取材して、このカフェが経営に至るまでのドラマがあり、今までもこれからも地域に貢献して、盛り上げていく姿勢に尊敬を覚えた。またコーヒーについても詳しく知ることができたし、取材にとっても自分にとっても得るものがあった。

  • 〒990-0039
  • 山形県山形市香澄町1丁目11−18
  • 8:30〜18:30

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

ローカリティ!は惺山高等学校クリエティブコースのみなさんとコラボレーションをしました。
学生さんたちは、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を発掘、取材、記事制作、発信を行いました。