料理人の経験を活かし、瀬戸内海で育った海の幸を日本全国へ届ける【山口県周南市】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

平田水産株式会社は穏やかな瀬戸内海に面した山口県周南市にあります。1957年に先代である平田義巳(ひらた・よしみ)さんが平田商店として創業し、1990年に平田水産株式会社へ。現在は二代目にあたる平田仁(ひらた・ひとし)社長へ受け継がれています。

瀬戸内海で水揚げされる水産物の加工をしており、原材料の買い付けから商品開発まで全て自社で行っています。平田社長は、「”安心・安全・新鮮”をモットーに地域に根付いた商品を届け続けています。特に、ナマコから作られる”このわた・このこ・くちこ”は、手間ひまがかかり、限られた数しか出回らない高級品です」と日本が誇る珍味生産について教えてくれました。『このわた』はナマコの腸、『このこ』は卵巣、『くちこ』はそれらを干したもので、どの商品も珍味として愛されています。

とにかくがむしゃらに開拓した販路

妻・清美(きよみ)さんの実家の家業を引き継ぐ形で代表取締役に就任した平田社長は、当時を振り返りこう話します。「先代の頃は日本経済全体の景気がよく、山口県とそう遠くない大阪府までの範囲で商売が成り立っていました。自分の代になる頃には経済が低迷期に入り、今までと同じようにしていても商売が成り立っていきません。それでとにかくがむしゃらに働きました」

それまで中国地方から大阪府までの範囲で成り立っていた商売を、北は北海道、南は鹿児島県まであらゆる百貨店や商店に電話をかけ、自社のサンプルを送り、徐々に取引先を広げていきました。

方言をうまく聞き取れない地域では一喝されることもありましたが、それでもめげずに電話をかけ続けました。それを平田社長は「大したことはないですよ。今こうして形になり、結果に繋がってくれて幸せです」と懐古します。

ピカピカに磨かれた工場内で、ひとつひとつ丁寧に商品は作られている

料理人の経験を活かしお客様が“求めやすい商品”を提供する

平田水産株式会社が提供する商品は、メニュー構成や原材料の選別などあらゆる場面で、料理人を志していた平田社長の手腕が光っています。

大学卒業後、サラリーマンの経験を経て、料理の道を志した平田社長。岡山県にてお店を一店舗任されるほどの腕前となり、順調にキャリアを積んでいた頃、高校時代の同級生で後に妻となる清美さんとの再会を果たしました。3年ほどお店を運営した後、結婚を機に清美さんの家業である平田水産株式会社へ入社します。

この経験もあって、平田水産株式会社では経営から商品開発まで、料理人として勤めていた平田社長が舵を取ります。「商品はいつも一緒の品物だとお客様が飽きてしまう。だから少しづつ改良してお客様が飽きないような商品作りをしています。加えて、細部にこだわることも重要です。けれど、こだわりすぎて価格が上がりすぎないようにし、お客様が求めやすい価格のバランスを大切にしています」と料理人と経営者、2つの視点からお客様の手に取ってもらいやすい工夫をされていることを語ってくれました。

好き勝手やっても何とかなる「人生は捨てたもんじゃない」

サラリーマンから料理人、そして結婚し経営者となった平田社長は今までの経験を改めて振り返り「自分の好きなように生きて、好き勝手やってきました。でも人生は捨てたもんじゃない。私は自分で決めて行動して納得する人生を歩んできました。全ての出来事は繋がっていますね」とお話してくれました。

平田社長が歩んできたこれまでの繋がりから出来上がった平田水産株式会社の商品。ぜひ一度、堪能してみてはいかがでしょうか?

藤木彩乃

藤木彩乃

長崎県壱岐市

編集部コミュニティマネージャー

福岡県生まれ、沖縄県宮古島育ち、長崎県壱岐島在住。
けしごむはんこ「あやとりや」という屋号で作家活動をしています。最近はサーフィンと植物/野菜を育てることにハマってます。

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