後世に伝えたい“克灰袋”に込められた鹿児島県民の想い

5年前に鹿児島県出水市の実家へ帰省した際、桜島の撮影スポットの1つであり、薩摩藩の島津家の大名庭園として有名な鹿児島市の「仙厳園」に行くことに。

(写真)桜島の仙巌園で見つけた克灰袋=2016年12月30日撮影

「この黄色い袋なんだろう?」

園内を歩いていると、克灰袋(こくはいぶくろ)と書かれた袋が目に入り、カメラでパシャリ。

(写真)仙巌園で桜島をバックに記念撮影、中央に写る筆者=2016年12月30日撮影

後で調べて分かったのですが、実はこれ、火山灰専用の袋なんです!主に桜島から降ってきた火山灰を、この克灰袋に入れて、指定の場所に置いておくと、トラックが回収して処理されるそうです。まるで燃えるゴミや不燃ゴミなどの、一般的なゴミのような扱いですよね。

鹿児島市から離れた場所には、あまり火山灰の影響がありません。このため、出水市で生まれ育った私は、この袋を今まで見たことがなく、とても新鮮に映りました。

さらに、この克灰袋という名前には、「灰に打ち勝つ(克つ)!」という想いが込められています。桜島の良いところも悪いところも全て受け入れ、ともに暮らしていこうという鹿児島県民の意欲を感じ取ることができて、後世に伝えていきたいものだと思いました。

柴田和枝

柴田和枝

第1期ハツレポーター / 和歌山県田辺市

出身は鹿児島県で、大学時代は岡山県におりました。現在は田辺市の「Bar Oct.」に勤めています。今の目線でふるさとを見てみたい、そして地元を、ふるさとを、もっと好きになりたいという思いから、参加させていただきました。これからどんなローカルな話題が出てくるのかワクワクしています。