観音様のおもてなし 那智山青岸渡寺

和歌山県南部、那智勝浦町にある那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)。本堂には如意輪観音(にょいりんかんのん)が祀られ、古くから熊野信仰の霊場として多くの人々が訪れている。境内からは那智の滝や那智の山々が一望でき、最高のロケーションだ。

コロナ禍になり、以前のように多くの観光客や参拝者の数は見られない。しかし、その分、静かに心穏やかに観音様を拝むことができる。

手水舎の水は那智の滝から引かれている。

この水は「延命水」と言われ、飲むと不老不死になると伝えれている。

時節柄、今はどの手水舎にもひしゃくがないようだ。ここでは両手で「延命水」をすくって、手や口を清める。竹の先から流れ落ちる水が涼しげで心地よい。手水舎の隅には赤や薄桃色小さな花が飾られている。

私は、それを見て「癒しを求めて会いに来た人々への、観音様からのおもてなし」のように感じて嬉しくなった。

きっと、他にも気づかないところに、たくさんの「おもてなし」がされているのだろう。ここでは参拝者や観光客が心地よく過ごすためにたくさんの人が心を込めてくれているに違いない。

(本舘千子さんの投稿)

※このハツレポは「和歌山ローカル情報発信Lab.」から転載しました。

和歌山ローカル情報発信Lab.

「和歌山ローカル情報発信Lab.」は、和歌山県が2019年度から始めた「移住者情報発信力強化プロジェクト」事業。合同会社イーストタイムズのメンバーが講師となって、指導・フォローアップ。運営事務局も務める。県内にU・I ターンした移住者が、情報発信のスキルを身につけながら、住民しか知らない「わかやま暮らし」の魅力の可視化と発信を行って県内外の和歌山ファンを創出し、関係人口増や移住定住につなげる取り組み。