「自分はこんなにも笑ってる!」西表島の大自然をツアーして、いままで気づかなかった笑顔を発見してほしい【沖縄県竹富町】

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沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

ピナイサーラの滝の上から下界を望む

沖縄本島から南西に約450㎞の位置にあり、島のほとんどが亜熱帯のジャングルで占められ、西表石垣国立公園になっている西表島(いりおもてじま)。

そんな西表島に、カヌー、スノーケリング、ダイビング、ナイトツアーなどのガイドを行っている西表自然学校があります。

自然体験活動の楽しさやすばらしさを伝える、沖縄県公認の自然体験活動指導員の資格を西表島で唯一持つ岩本哲男(いわもと・てつお)さんと妻の美幸(みゆき)さんが、西表島の自然をいろんな角度から楽しませてくれるガイドを行っています。

昨年より、息子の海南斗(みなと)さんも加わりツアーを引率しています。3歳の頃からピナイサーラの滝をはじめとした両親のツアーを身近で見てきた海南斗さんは、Ciダイビングインストラクター、潜水士、1級小型船舶操縦士免許などを所持し、親譲りのガイドをします。

西表自然学校ではスタッフ全員「竹富町観光ガイド免許」を持ち「救命救急」や「水難救助員」の資格等、様々な要件を満たした安心安全なガイドを行います。

岩本哲男さん・美幸さん
海南斗さん

生き物と自然が好きすぎて、朝から晩まで西表島をかけめぐるツアーガイドに

ピナイサーラの滝

岩本さんは、子供の頃から自然と生き物が好きで、大学では魚の研究をし、採集旅行では沖縄のあらゆる場所を訪れました。訪れた先のひとつ、西表島の大自然に感動し西表島にあこがれを抱くようになります。

1987年、大阪からあこがれの西表島に移住し、ダイビングインストラクターなどを経てその後独立。「サンゴの産卵を100%見せるツアー」などを始め、1999年5月西表自然学校を創業。西表島の大自然、海、山、川を朝から晩までかけめぐりガイドをするようになりました。

一年中、朝から晩まで楽しめる西表島

6~7月頃に見ごろを迎えるサガリバナ

西表島は、人の手が入らない別世界のような、自然のままの海や山や川があり、季節によっていろいろな見どころがあります。一年を通して朝から晩まで、そして初心者から上級者まで、様々なアクティビティで大自然にふれることができます。

西表自然学校では、日本で最も多く美しい星が見られるナイトツアーや、スノーケルやダイビングで巡る海中の絶景。カヤックでマングローブの林を抜けたり、トレッキングをして訪れる滝、そして滝壺(たきつぼ)で泳いだり、いろいろな生き物との出会いなど、興味が尽きないツアーが満載です。

西表島で30年近くガイドをし、年間2000人以上を無事故でツアーを楽しませている岩本さんだからこそ島の楽しみ方は誰よりも詳しく知っています。

日常に戻ってからも、西表島で体験した笑顔を思い出して過ごしてほしい

珊瑚のかけらでできているバラス島

「ツアー中はガイドがたくさん写真を撮ります。その写真を見ると様々な『笑顔』に出会えます。きっと自分が今まで気づかなかった笑顔にも会えます。だから笑顔が絶えないツアーにこだわりを持っています」

「異なるバックグラウンドや、様々な年齢層の参加者、それぞれの体力に合う色々なアクティビティに対応できるように工夫しています。自然の美しさや価値観に共感してもらえたらうれしい。どんな時間のツアーでも楽しめるように宿泊施設も運営しています。西表島を訪れるなら、ぜひ宿泊をして体験してみてください」と岩本さん。

岩本さんは西表を訪れた方に、都会や沖縄の他の島々で味わえない非日常な大自然を体験して「ここに来て良かった」と思って帰ってもらいたい、そして「西表で体験した笑顔を思い出して、日常に戻っても仕事などを頑張ってほしい」と話してくれました。

ツアーの参加者が、美しさに喜んだり楽しい時間を過ごすと同時に、自然とのつながりを感じその尊さを理解し、日常生活でもそれを大切にして思い出してほしい。岩本さんの西表島の自然を愛する心は、参加者にそんなことも伝える力があると、岩本さんの話を聞きながら思いました。

天野崇子

天野崇子

秋田県大仙市

編集部編集記者

第1期ハツレポーター/1968年秋田県生まれ。東京の人と東京で結婚したけれど、秋田が恋しくて夫に泣いて頼んで一緒に秋田に戻って祖父祖母の暮らす家に入って30余年。

ローカリティ!編集部のメンバーとして、みなさんの心のなかのきらりと光る原石をみつけて掘り出し、文章にしていくお手伝いをしています。

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