▲黄金色の田んぼとコンバイン
9月中旬、種まきから田植え、管理を取材してきた秋田県大仙市の田んぼで、遂に稲刈りを迎えた。
この頃になると既にあたり一面黄金色になっており、穂は重たそうに頭を垂れている。
いつも取材でお世話になっている農家さんたちがコンバインを牽引してやってきた。
農家さんがコンバインに搭乗し、少しずつ田んぼに入っていく。
ゆっくり4辺を反時計回りで刈り取っていくのだが、角は難しいようだ。
まっすぐ角まで進み、一般バックし、角を落とすように斜めに方向を変える。これを少しずつ繰り返しなから外周を刈っていく。
刈り取った面積が広くなれば、角の稲刈りにも余裕ができる。
▲コンバインでの稲刈りの様子
刈り取った籾(もみ)は軽トラックの荷台につけられたタンクに移される。一回移されると軽トラックのタンクは一杯になる。その後軽トラックは小屋へ向かい、中にある大型の乾燥機に籾を入れる。
コンバインは一周回る度に軽トラックへ籾を移す。
それを繰り返し、約2時間で刈り終わる。
刈り終わる少し前から軽トラックを運転していた農家さんが田んぼに降り、畦(あぜ)と田んぼの境の刈り残った稲を手で刈っていく。
▲手刈りをして歩く農家さん
▲稲の束を持つ農家さん
一段落した農家さんにお米の保存の方法を農家さんに聞くと「暗く、気温の低いところに置いておいて」と教えてくれた。この農家さんは冷蔵庫に入れやすいようにペットボトルにお米を入れて販売している。
お米を研ぐ際も、力を入れずに数回揉む程度で良いそうだ。
その方法で炊いた「あきたこまち」は味が濃く、もちもちしていた。
普段食べているお米でも炊き方が変われば味も変わると思うので、一度試してほしい。
▲どんぶりごはん