東京のサラリーマンが大転身 宮古島で人と人をつなぐ宮古そばづくり体験やアロエの化粧水作り体験などオンリーワンの旅を届ける旅行業【沖縄県宮古島市】

3 min 100 views

沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

沖縄県宮古島といえば青く澄んだ海。

そんな特長をあえて使わずにツアーを組む旅行会社があります。

それが、アナタビ宮古島〜あなただけの旅物語(以下:アナタビ)。

お客様にとってオンリーワンの旅行をお届けしたい。宮古島を訪れたら、島民と仲良くなって帰ってもらいたい。そんなアナタビの代表者である愛川直樹(あいかわ・なおき)さんにお話を伺いました。

長年勤めていた会社を辞めて一念発起!旅行業開業へ

今回お話を伺ったのは愛川直樹さん。

東京の外資系企業に長年勤めていた愛川さんは、好きな英語を職場で使う機会がなく悩んでいました。そこで55歳のときに1年間休職し、留学制度を利用してオーストラリアへ行き、愛川さんの趣味である旅行業について学んだそうです。

留学生活がとても充実していたことから、帰国後に退職してオーストラリアでさらに旅行業を学ぼうとした矢先に新型コロナウイルスのパンデミックが発生。退職後、オーストラリアへの再訪を待たずして、愛川さんは2021年にアナタビの開業を果たしました。

もともと旅行が好きな愛川さん。

リフレッシュをするために旅行をしていましたが、たまたま宮古島を訪れた際、島民のゆったりとしたテンポや「また来てね」「お帰りなさい」の温かい言葉にとても救われたといいます。島民の優しさに触れて、愛川さんは宮古島をどんどん好きになっていきました。

宮古島を訪れる回数が増え、島民との交流も深まるにつれて、愛川さんはいつしか「気分が落ち込んだ人もそうでない人も、自分と同じように宮古島でリフレッシュしてもらいたい」

「島で過ごす時間や島民とのふれあいを通して島を好きになって、そしてまた島に来てもらいたい」と考えるようになり、宮古島での開業を決意したそうです。

アナタビは、1人の旅行者としての愛川さんの経験から生まれたものでした。

さまざまなお客様との出会いで広がる輪

アナタビのツアーの特徴は、「海以外」「お1人様から参加できる」「他にはないようなオンリーワンのツアー」であることです。なかでも宮古そば作り体験やアロエの化粧水作り体験が人気です。

アナタビを運営する中で印象的だった出来事について愛川さんに伺うと、「たくさんあって選べない」と悩みながらも1つの出来事を教えてくださいました。

アロエ化粧水作りの体験をしたお客様のことです。

そのお客様は宮古島産アロエを地元へ持ち帰り、ご近所の方にアロエ化粧水作り教室を開いたのだそうです。更に、また化粧水を作りたいからアロエを送ってほしいと連絡を受けたことが、愛川さんはとても嬉しかったそうです。

愛川さんのツアーがきっかけとなり「宮古島産アロエの知名度が上がったこと」、「自分の関わらない場所で人々の輪が広がっていくこと」に大きな喜びを感じたと、当時を思い出すかのような笑顔で話してくださいました。

お客様との出会いから起こる小さな出来事の連続が、愛川さんの日々の励みになっています。

「こんなツアーがあったんだ!」と驚き、喜んでもらいたい

アナタビのツアーはすべて愛川さんが作っています。

ツアーを作るため、2年間で350人もの宮古島の方々と知り合ったそうです。その凄まじい行動力には驚くばかりです。

一方で、やりたいことがツアーにならず失敗も多いと愛川さんはいいます。

「宮古島を訪れた人には島をもっと好きになってほしい」というご自身の信念に基づいてツアーを作っているため、愛川さんに妥協はありません。10年後にはツアーを30個ほどに増やし、自社サイトを「ツアーのデパート」にしたいと考えているそうです。

さらに英語を話せるご自身の強みを活かして、今後は海外からの観光客と宮古島をつなぐ架け橋になりたいとも愛川さんはいいます。

アナタビは、宮古島に救われた愛川さんだからこそ作ることができたのかもしれません。

愛川さんが作る完全オリジナルの宮古島ツアー、ぜひ体験してみませんか?

アナタビ宮古島~あなただけの旅物語

HP:https://anatabi.net/

Instagram:https://www.instagram.com/aikawanaoki/?hl=ja

永山志穂

永山志穂

栃木県栃木市

編集部編集記者

第4期ハツレポーター/福島県の会津地方出身で、新潟大学を卒業して現在は栃木県に住んでいます!友だちをつくるために奮闘していたら、ご縁があってハツレポーターとなることができました。会社員しつつライターしたりホームページつくったりアプリをつくったりしています。栃木県の魅力度ランキングをもっともっと上げるために、たくさんのすばらしさを発信していきます!よろしくお願いします◎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です